教育工学ってなんだ
先日LETの基礎研に参加してきました。
中部支部Wiki : 外国語教育基礎研究部会 第4回年次例会 [外国語教育基礎研究部会第4回年次例会] - LET Chubu
草薙先生のワークショップがありまして、そこで外国語教育研究の歴史的変遷の簡単な確認と、グループワークとして各自の研究に対するアプローチはどんなものか、という話があって、自分のことは考えてたけど他の人の話を聞くのはなかったなあなんて思ってました。
今回はそこの話ではないので、気になる人は他の参加者を見つけだして聞いてください。
僕はそこで教育工学に分類されるアプローチをしているつもりなので、認知主義的な人みたいにあまりあるかないか分からない概念を想定して議論をすることはないです、ビフォーアフターでこんな感じになるものを作りました、みたいなことやってます。って話をしたんですよ。例えば音とか表情みたいに確実に存在しそうなものを測ってみました、みたいな。
思っていたより多くの人がそういったアプローチと無縁だったようでやけに興味を持たれた印象を受けて帰ってきたらこんな記事を見つけました。
教育工学 学びのデザイン ICTで変わる大学教育:朝日新聞デジタル
これ読んで「俺の知ってる教育工学」と違う…ってなりました。
教育工学ってもっとシンプルに技術を利用して何かしました、ってところで技術の部分やその結果が焦点になるものだと思ってたんですね。技術的に工学的なアプローチを取ることで初めて達成された何かを工学に分類するもので、工学的なアプローチがなくてもできることに応用するだけでは単なる教授法だったりその他教育学に分類されるものではないのかと。
工学的知識・技術を利用して反転授業を実現しました、じゃなくて、反転授業に工学的知識・技術を利用できました、じゃないのかな。家庭学習のログが取れるのはICT利用の結果かもしれないけどそこは反転授業とは違うよねって言う
— なかじま (@takayuki1123) 2016年12月19日
具体的にはこのあたりですね。
だから何かという訳ではないです。なんか納得いかなかっただけ。以上。